it's you who knows

じぶんらしく

たくフィット

オイル交換をし、洗車し、コーティング剤を使って私が自らの手で丹精込めて磨き上げた可愛いフィットちゃん(すでに傷だらけ)だったが、本日の雪に埋没し、前を走る車の蹴散らす雪解水飛沫、もとい、くしゃみで飛んできた唾のような汚水を受けてフロントと足回りがお通夜状態だ。人生は食うか食われるか。Dead or alive. 生きていくことの過酷さを実感した。


可愛いフィットちゃんは生け贄となってしまったが、昼前には雪は止んでくれた。グッジョブ神様。ということで予定変更。プランB。結局目的地まで車一本で行くことにした。人生は思い通りにはいかないのだ。ひょっとしたらこれから私が王道アイドルとしてデビューすることだってありえるかもしれないのだ。その時は秋◯康にプロデュースしてもらうことにしよう。商売上手そうだから。俺が全国のスクリーンに映し出される日も近い。


ということで無事到着したが大した用ではなかったようですぐに帰ることができた。るんるん気分でお外に出たところまた雪が降り始めている。ファッキン神様。近くでランチを済ませ可及的速やかに帰宅した。氷河期再来、これで再びフィットちゃんは氷漬けの運命を辿るのだろう。その時はでぶごん(弟)をこき使ってフィットちゃんの雪落としをするまでだ。


本日の用事は長くはかからなかったがとても大事な話も絡んでいた。ひょっとすると、あに図らんや、私は今の縛られた生活から脱却できる。かもしれないんだぜ。


少し唐突だったけれど、でもまあこんなところだろう。と思う。その時は、誰にも知られずに、いつの間にかに、流れのまにまに、風に乗って行きたいと思う。

たくスノー

鬱陶しかった髪の毛を切った。これだけで顔つきが幼く見えるのだから困ったものだ。また中学生に間違えられたら、今度こそ立ち直れないだろう。その時は未来の大物子役としてオーディションを受けようと思う。きっと合格だ。


今年中に55kgまで太るという目標を今年こそ完遂しようと思う。こんな事もやり遂げられないのでは地球の平和一つ守れないと思ったからだ。ヒーローって奴は忙しいぜ。まったくよ。


なんてことを呟きながら昨夜の夜食はペヤングにマヨネーズをスプラッシュ。茶碗に盛ったご飯をファンタオレンジで流し込む。なんとか完食してきたが、マジでゲロ吐く5秒前。本当に気持ち悪かった。ウルトラマンもこんな豚の餌を食っていると思うと感慨深い。いや何食ってるか知らんけど。


実は今日は万年ニートの私には珍しく、仕事で外に出なければならない。清々しい朝を迎えたと思ったら窓の外は一面の銀世界。レリゴーって感じだ。清々しいどころか寒々しかった。


こんな日は1日お布団に篭って目を閉じ、存在しない彼氏を脳内にでっちあげる妄想に更けり、一日中ウサギごっこをしているバーチャルアドベンチャーに身を投じたかったのだが、人生は塩辛いぜ。今日の俺には使命がある。行かねばならぬ所があるのだ。


とにもかくにもこんな日に車で国道を走るほど私も馬鹿ではない。仕方ないので最寄り駅まで車で行ってからチューチュートレイン、電車に乗ることにしようと思う。ジーザス。どうか無事に辿り着きたいと思う。こう見えても俺はストイックなのだ。


では組織に指示された時刻までまだ余裕はあるので、時間みっちり使って眠らせてもらおうとしよう。一分一秒とて無駄にはできないのだ!←してる。

たくロスト

日増しに寒くなっていく今日この頃。新しくフランネル生地の毛布?を新調しました。肌触りがあまりに良過ぎて発情してしまいそうだ。ハッスルハッスル


少し時間が経ち、心は失ってしまったが、元気はカツラのように取り繕える。なまじ落ち着きを取り戻しつつあるこのタイミングで、一つの物語を話そう。


先週私は少々痛い目に遭った。事件が起きたのは夜の9時半ってところかな。良い子は寝る時間に本当迷惑なものだ。たまごっちだって寝ている。あまりの激痛、精神的疲弊にさしもの私でも耐えかね、高校時代から親しくしてくれている1人の友人の家に、それはもう文字通り転がり込み、泊めさせてもらった。


彼の家まで車を走らせ、永遠に鳴き泣き、目玉は涙の瀬戸内海に溺れ、血のついたサイコなハンドでハンドルをローテイト。職質されたら一発KOな哀れな姿で運転していった。おかげで彼の家にたどり着くまでに涙は枯らせたので、澄まし顔でチャイムを鳴らすことができた。夜中に頭から血を流した男がゾンビのように歩きながら澄まし顔で訪問してくるだなんて考えただけで身の毛がよだつ。鳴り響くチャイムがイイ感じだ。


玄関で唖然。もとい、ドン引きする友人。開口一番のセリフは『ついにダイナミックに事故ってきたか』だった。少しニヤけた奴の表情に、その場でダイナミックに食い殺してやろうかと思ったが、フライパンで殴られたなんて言う方が狂っているに決まっている。事実だけど。まぢうける。本当良かった、『猟奇!フライパンで負傷した22歳(オカマ)、友達を喰い殺す!』なんて新聞に載ってしまったら、刑務所で著名なサイコキラーとして名を馳せてしまうところだった。俺は刑務所では深窓の令嬢でいたいのだ。


友人は実家住みなので、もちろん彼のお母様と弟君がいる。応募者全員サービス、もれなく彼らも驚かせてしまった。応募してねえけど。ハロウィンはもうとっくに過ぎているよoh...boyって感じだった。僕からのサプライズだ。成功だったようだ。


部屋に通していただいてから、彼と彼のお母様に渋谷ギャル風に事の顛末をざっくり話し、今日は泊まっていけと言ってくれたのでここは素直に甘えさせていただいた。チョーやばい。まぢ涙ちょちょぎれ。あぁ、イエス、そして聖母よ。俺は胸の前で十字を切った。アーメン。


結局、図々しくも翌日夜まで滞在してしまったわけだ。思いがけないバカンスに今更だけれど人様に迷惑をかけてしまったのは大変申し訳ないと思っている。反省反省っと♪←こら


と、つまらない話を長々としてしまったことはここで謝らせていただこう。


こんな私をあの日受け入れ、泊めてくれた大きな彼も近いうちに遠くに引っ越してしまう。独りはつらい。親しい友達はこれでみんな遠くに行ってしまった。


一緒に買い物に行ったり、ご飯やお茶に行ったり、街を散歩したり、ドライブしたり。そんな風に一緒に遊べる存在、いやそんな人達はいてくれるのだが、例えば今回のように何かあった時遠慮せず(いやまあ遠慮はしたけど)すぐに相談できるような相手が私には近くにもういない。自分とはつくづく弱い人間だ。そんなことでいちいちセンチメンタルな気分になる気はないけれど。事実落ち込んでしまっている自分が情けない。


私もそろそろ重い腰を上げる時が来たかもしれない。縛られるのはごめんだ。悩んでいても仕方がないだろうに。さあ、悪夢から目覚める時が来た(BGM:ラジオ体操第一)